
あなたはアルツハイマーと認知症の違いを知っていますか?
一般的な見方では、アルツハイマー=認知症、アルツハイマーと認知症は同じ病気を指すと認識している方が多いですが、厳密に言うと少し違います。
アルツハイマーと認知症の違いは?
アルツハイマーは、認知症を引き起こす原因となる病気の1つで、アルツハイマー病による認知症は、アルツハイマー型認知症と呼ばれています。
それに対し、認知症は、認知機能の障害によって社会生活などが困難になる病気を総称したものです。
実は、認知症には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症など、原因によって様々な種類に分けられます。
つまり、認知症の1種にアルツハイマー型認知症があり、それを引き起こすのがアルツハイマー病というわけです。
アルツハイマー型認知症とは?
アルツハイマー型認知症は、認知症の中でも最も患者数が多いとされており、特に女性に多く見られます。
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβなどの特殊なたんぱく質が溜まることで神経細胞が壊れてしまい、脳が委縮することで認知症の症状が出てきます。
アルツハイマー型老年認知症と家族性アルツハイマー
また、アルツハイマー型認知症はさらに、アルツハイマー型老年認知症と家族性アルツハイマーの2種類に分かれます。
アルツハイマー型老年認知症は名前の通り、60歳以上の高齢者に発症する認知症です。
一方、家族性アルツハイマーは遺伝によるものとされており、20代後半から50代前半の若い世代に発症するのが特徴です。
家族性アルツハイマーは進行が早く、症状が決まっていないことが多いため、診断が難しいとも言われています。
家族性アルツハイマーは原因となる遺伝子が明らかになっているものもあるため、遺伝子診断で早期発見できる場合があります。
家族の中に認知症を発症した方がいる場合は、特に注意しておく必要があります。
以上、アルツハイマー型認知症についてご紹介しました。一度発症すると完治が難しいと言われる認知症。次の記事では予防法についてご紹介しています。
ピンピンコロリな人生を送るために、是非チェックしてみてください。