2016.09.30予防

認知症の悩みは相談することが大切

認知症の家族の介護は想像以上に過酷で、介護者は精神的にも体力的にも疲弊してしまうものです。
最近では、認知症の介護の負担による悲しいニュースが後を絶ちません。
このような最悪の事態を防ぐためにも、介護者の方は家族の中や一人で抱え込まずに色々な人に相談することが大切です。
ただ、認知症の介護というのはデリケートな問題なので、身近な人に相談しづらいということもあるかと思います。
そこで、今回は認知症の介護等に関する相談窓口についてご紹介します。

健康長寿ナビでは、ピンピンコロリな人生を応援するコンテンツの他、認知症の方とその家族の方に役立つ情報も多く更新しています。皆さんのお悩み解決に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

「地域支援包括センター」に相談

地域包括支援センターは、市町村が主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、3職種のチームアプローチにより、介護などに必要な援助を行うことを目的とする施設です。
主な業務は、介護予防支援や介護予防ケアマネジメントで、介護の問題を中心とする住民の相談を受け付けて多面的な支援を実施しています。
必要に応じて、介護サービスやボランティア、医療サービスなど様々な機関への連携や、要介護者に対するケアプランの作成などが受けられます。
各地域の地域支援包括センターの所在地や電話番号は、市区町村のホームページで確認できます。

「認知症の人と家族の会」に相談

公益社団法人「認知症の人と家族の会」は、1980年に結成され、全国47都道府県に支部があります。
「認知症があっても安心して暮らせる社会」を目指して活動しています。
主にフリーダイヤルによる電話相談を実施しており、研修を受けた介護経験者によるヒアリングやカウンセリングを受けることができます。

■認知症の人と家族の会
http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=146
0120-294-456
・土・日・祝日を除く毎日、午前10:00~午後3:00。
・全国どこからでも無料
※携帯、PHSの場合は075-811-8418(通話有料)。
誰にも言えなかった介護についての悩みを気軽に相談できるので、まず話を聞いてもらいたいという方にお勧めです。
介護のことでお悩みの方はこちらの記事も併せてご覧ください。

正しい知識で認知症の介護負担を減らそう

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